21時には寝かせたいのに
結局23時まで寝てくれない…
4才の息子がなかなか寝てくれない。これが私の最近の悩みです。(記事を編集している今(午前0:16)も息子が「なかなか寝れなくて・・」と言って寝室から出てきました。とほほ)
「もしかして、息子は遺伝子的に夜型?」
なんて疑問を調べるうちに「クロノタイプ(Chronotype)」という概念に出会いました。
「朝型こそ正義」
「子どもは、とにかく早寝早起き!」
という意見が根強く、子どもが寝るのが遅くなってしまうと罪悪感を抱きがちな私ですが、このクロノタイプという概念に出会ってから、少し心の荷が降りたように思います。
というのも、クロノタイプを知れば「夜型」の遺伝子を持っている子どもに「早寝早起き」を強要することは、その子に無理をさせている可能性もあることが、最近の研究で明らかになってきたからです。
大人も自分のクロノタイプを知れば、
- 集中力が高まる時間帯を把握できる
- 睡眠の質や体調管理に役立つ
- チームや組織の生産性向上に貢献できる
といったメリットが得られます。
この記事では、簡易的なクロノタイプ診断も掲載しますので、ぜひ記事を最後まで読んで、ご自身のクロノタイプを今後の生活に活かせるようにしてみてください^^
クロノタイプとは?
あなたの「最適な時間帯」を知るヒント
人間の体内時計(概日リズム)は約24時間より少し長いとされており、このリズムの違いによって、朝に強い人・夜に強い人がいます。
この違いを分類したのが「クロノタイプ」です。
大きく分けると以下の3タイプが代表的です
1. ライオン型(朝型):日本人の約2割
- 特徴: 太陽とともに目覚め、午前中に最高のパフォーマンスを発揮します。
- 例え: 日の出とともに狩りをするライオンのように、早朝から活動的です。
- 傾向: 午後には疲れを感じ始め、比較的早く眠りにつきます。
2. クマ型(中間型):日本人の約6割
- 特徴: 最も一般的なタイプで、日中に活動のピークがあります。
- 例え: 日中に活動し、夜に眠るクマのように、規則正しいサイクルを好みます。
- 傾向: 午前中から午後にかけて集中力が高まり、社会生活に適応しやすいです。
3. オオカミ型(夜型):日本人の約2割
- 特徴: 午前中はゆっくりと、午後から夜にかけて能力を発揮します。
- 例え: 夜に活動を始めるオオカミのように、深夜に自然と眠りにつく傾向があります。
- 傾向: 社会の朝型リズムに合わせるのが難しく、ソーシャルジェットラグに陥りやすいタイプです。
3つの要素に影響される
人間は成長とともにクロノタイプが変わることもあります。
・子どもは比較的「朝型」
・思春期になると「夜型」に移行
・社会人になると「中間型」
に戻る傾向があるとも言われているからです。
また、普段の生活リズム(どの時間に、どれだけの光を浴びるか)によってもクロノタイプは左右されます。
このように、自分が活動しやすい時間帯は「遺伝子」のほか「年齢」と「光(環境)」によって変わると言われています。
そして双子の研究などから「遺伝子」による影響は「50%」と言われており、いくら生活習慣を整えたからと言って超えられない壁があるのです。
と聞くと、自分のクロノタイプが知りたくなりませんか?簡易的なクロノタイプの診断チェックを作りましたので、ぜひやってみてください。
簡単クロノタイプ診断チェック(10問)
(各質問に対して「はい」「いいえ」で答えてください)
- 目覚ましなしで起きるのは朝7時より前が多い
- 午前中から集中力が高いと感じる
- 夜22時以降は疲れて思考力が落ちる
- 平日と休日の起床時間に大きな差がない
- 朝食はしっかりとる習慣がある
- 朝のミーティングで発言がしやすい
- 深夜の作業はミスが増える
- 寝つきは比較的早い
- 朝のランニングや運動が苦にならない
- 夜21時以降は読書や仕事がはかどらない
「はい」が7つ以上:朝型寄りの可能性大
「はい」が3〜6個:中間型
「はい」が2個以下:夜型の傾向あり
「早起き=正義」は本当に正しいのか?
世の中には「朝活」「早起き習慣」「成功者は朝型」という文脈があふれていますが、それがすべての人にとって効果的とは限りません。
例えば、夜型タイプの人が無理に5時に起きて自己研鑽をしようとしても、脳がまだ“起きていない”状態では、かえって生産性が下がることすらあるのです。
大切なのは、自分のクロノタイプを把握し、自分に合った生活リズムを作ることです。
周りからの「こうすべき!」という同調圧力に負けず、自分自身に合った生活や、自分自身を一番活かせる時間・環境を整えることを全ての方に意識して頂けたら嬉しいです。
おわりに:個性を活かした「時間の使い方」
冒頭の話に戻ると、4歳の息子がなかなか寝ないのは、恐らく彼のクロノタイプが「夜型」に近いからなのだと思います。
もちろん、子どもには一定の生活リズムも必要ですが「夜に目が冴える人」は、必要だからこそ生まれてきているはず。
その昔、まだ人間が狩猟採集で生きていた時代は「夜の見張り」をする人が必ず必要だったはずです。
「朝、どうしても起きられない」
「でも、夜になると元気」
という人は、夜中に集落の人を守る見張りの役目を担っていたのかもしれませんね。
ビジネスの現場でも、学業の分野でも「朝型こそ正義」という画一的な考え方ではなく、「誰が、いつ、一番力を発揮できるか?」を見極める視点が、より働きやすく、健やかな組織づくりに繋がっていくのではないでしょうか。
もし「朝起きられない自分はダメなんだ・・」と思っている方がいらっしゃいましたら…少しでもこの記事で心の荷が降りますように🌱

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