世界最高の舞台で結果を出し続けるメジャーリーガー、大谷翔平選手。

彼は、1日の睡眠時間を「最低でも10時間」確保することを公言しています。

もちろん夜だけで確保するのは難しいので、お昼寝も1~2時間取り入れているとか。

もしも1日が25時間だったら?

大谷選手は睡眠以外にもストイックなコンディション管理をしていることで有名ですが、

もしも1日1時間増えるとしたら、何をする?

という質問に対しても

睡眠じゃないですかね。
単純にそこに1時間増えるだけで、
起きている時間のクオリティーが上がるので、
そこはやっぱり大事かなと

と答えるほど、睡眠に重きをおいているそうです。

睡眠にこだわる理由

なぜ彼がここまで睡眠にこだわるかといえば、やはりパフォーマンスに直結するからでしょう。

神経科学の視点で見ても、大谷選手が睡眠を増やすことで「起きている時間のクオリティーが上がる」と語るのは、単なる感覚ではなく、非常に理にかなった戦略です。

睡眠は、脳の「デトックス」タイム

私たちの脳には「グリンファティック・システム」という、脳の老廃物を洗い流すシステムがあります。

実はこの機能、起きている時に比べて睡眠中の方が10倍から20倍も稼働することがわかっています。

成長ホルモンで回復も

さらに、深い睡眠中には「成長ホルモン」も多量に分泌されます。

この成長ホルモンは「大工さん」のような役割で、脳や体のダメージを修復してくれます。

し睡眠不足になると、掃除(老廃物排出)も修復(成長ホルモン)も中途半端なまま、、、

つまり、前日の「汚れ」と「ダメージ」が残った状態で一日がスタートすることになります。

これでは、クオリティーが上がるはずもありませんよね。

昼の「腹圧」が夜の「快眠」を助ける?

とは言っても「大谷選手みたいに10時間も寝られないよ!」という方も多いはず。

そんな私たちに勇気をくれる最新研究が、つい先日の4月28日『ネイチャー神経科学』誌(Nature Neuroscience, 2026)に載っていました。

研究によると、腹圧をかけることで脳が動き、その動きによって脳脊髄液の流れが促進(つまり、老廃物の除去が促進)されるそうです。

これまで脳脊髄液の流れを促進するのは、主に心肺機能だとされてきたので、これは大きな発見なのです。

起きている時間のクオリティを確保

でも実は、これまでにも多くの研究でわずか10分〜20分程度の軽い運動をした直後に、認知機能が高まることが示されています。

今までそのメカニズムは「血流が促進されるから」と別の論点で説明されてきましたが、もしかすると運動によって腹圧がかかることで、脳の老廃物が排出されていたためかもしれませんね。

大谷選手が大切にしている「起きている時間のクオリティー」

私たちも、日中の「腹圧」と夜の「睡眠」をセットでととのえて、起きている時間のクオリティを上げていきませんか?

最高の自分を引き出していきましょう

どうぞよしなに。

【参考資料】Brain motion is driven by mechanical coupling with the abdomen



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